当時、担当者の方は30代前半の男性で、管理職の方でした。眼鏡をかけた物腰が柔らかそうな方で、名刺交換をすると宅地建物取引士等の資格を保有していることがわかりました(私にとって一つの安心材料でした)。ホームページから会社や物件の資料を請求したところ、資料自体はすぐに到着しました。一週間程度経過して担当者の方から夕方くらいに電話があり、声の感じが良かったこともあり、3日後に駅の喫茶店にてお会いしました。
実は、複数の会社に資料請求をすることができるホームページからの資料請求であったため、他にも資料請求をしており、他社と比較すると電話連絡があったのは最後の方でした。初対面でしたが、思い切って、「他社よりも連絡が遅かったですよ?」、と少し意地悪な言い方で伝えてどのような反応があるのかなと聞いてみました。担当者の方から、「資料請求サイトからの資料のご請求でしたので、お電話が他の会社さんと重なってしまい、ご迷惑になってはいけないと考え、少し時間をおいてから、ご連絡をさせていただきました」と言われました。
たしかに、6社ほどにチェックを付けて資料請求をしたため、他社から携帯電話への連絡が初めのうち、かなりあったこともあり、また、知らない番号からの着信が平日の仕事時間中に何度も来たので煩わしかったことを覚えています。担当者の方は営業として配慮ができる人だなぁ、と第一印象がとても良かったです。
私は、不動産投資自体が初めてだったこともあり、また、学生時代に不動産の資格(宅建)やFP資格を取得していたこともあって、好奇心のまま、かなり広範囲に、また深く質問をしました。するとご担当者の方は、一つ一つの質問に対してとても丁寧に回答をしてくれ、当時私が素人だったこともあったかもしれませんが、ほぼ全ての質問に対して論理的に回答をしてくれました。
実は、こちらの会社さんにお会いする前にも、2~3社の不動産投資会社の提案を受けたことがありましたが、会社パンフレットや書籍に書いてあるようなことを読み上げるように説明する担当者の方もいました。ただ、メイクスさんは自社の物件に対して誇りをもっているように感じ、きちんとその物件の良いところ(収支やデザイン等)、悪いところ(最寄り駅からの徒歩分数、部屋の間取り等)を説明してくれ、無理に購入を勧めるようなこともありませんでした。
私は、聞きづらい質問(例えば、会社が倒産した場合には、オーナーはどうなるのか等)をあえてすることで、永いお付き合いをすることができる企業かどうかを確認しました。一番良いなと思った点は、担当者の方が物件ごとに、会社側が用意する印刷物とは別にパワーポイント等のツールで物件の特徴(最寄駅の特性、近隣相場と比較した家賃の妥当性、地価の推移等)を作成していることです。これは、他の会社にはない差別化ポイントでした。
担当者の方は、嫌な顔ひとつせず、夜遅い電話での質問に対しても丁寧に回答をしてくれました。当時資料請求をした複数の会社の全てに同時並行して会いましたが、販売している自社物件に関する知識が他を圧倒していたので、この会社に決めました。
私は、購入した後も、時間を見つけてメイクスさんのセミナーにたまに参加をします。セミナーに登壇する方が、かなり詳しく、不動産の市況感はもちろん、各種の統計データをベースにして分かりやすい資料を作成してくれています。
初めて担当者の方にお会いしたときには、セミナーやイベントに参加をしたわけではなく、資料請求からだったのですが、実際にその会社から購入するときには、個別商談だけではなく、セミナー等にも参加をして、会社の雰囲気を知った方が良いと思います。
メイクスさんのセミナーは、色々と試行錯誤をしたり、工夫をしていることが多いように感じました。比較的難しめのセミナー内容だった場合には、何度かセミナー内でクイズ形式での対応があったり、参加者の理解度をきちんと確認しながら進めている印象を持ちました。
質問にも丁寧に回答してくれました。驚いたのは、かなりマニアックな質問をした人がいたときがあったのですが(たしか、将来の人口動態等に関する質問でした)、セミナー講師の方がよどみなく質問に対して回答していました。おそらく、日ごろからかなり勉強していないと回答ができない、データを知っていないと回答できない質問だったと思います。
セミナー運営はあまり慣れていない感じのときもあり(おそらく、新卒社員が対応)、逆に手作り感があって個人的にも好感が持てました。
当時メイクスさんの物件は(今も全部が全部そうであるかはわかりませんが)、東京23区内の、電車でのアクセスが良い最寄駅から徒歩5~6分の駅近物件を常時2つ程度ご紹介してくれました。
その後、仕入れ競争の激化(?)で、最寄駅から徒歩10分を超えるような物件も出していた記憶はありますが、ワンルームマンションの単身者が好むロケーションの物件が比較的多かったと記憶しています。長期的に資産形成をしていく、という視点からか外観も永く入居者に好まれるようなデザインセンスの良い物件が多かったです。
基本的には、自社で物件開発をしているディベロッパーということですので、自社のブランド(メイクスデザイン)を物件名に入れたシリーズものを展開しています。個人的には会社名(メイクス)を入れないで、もっと今風の格好良いブランド名にしてもらえると嬉しいです。さすがに難しいでしょうが(笑)
物件の設備に関しては、いま現在考えられる限りのハイスペックな仕様でありながら、単身者には不要と思われる浴室乾燥機なんかはワンルームには入っていません。部屋の間取りも良いものが多く、外観と合わせて内装もセンスが高いので、女性をはじめとして若い人たちに受け入れられる物件なのかなと思いました。
購入した当時、1年以内の退去があり、まだ初心者だった私は非常に焦りましたが、担当者の方とお話をしてサブリース契約に変更しました。海外の学生さんが日本の大学に留学に来ていることもあり、タイミング悪く退去になったものでした。
退去した後の部屋を担当者の方と一緒に見に行きましたが、立地が良い物件であったこともあり、また担当者の方の上席の方にも強く(!)お願いをしたこともあって、すぐに次の入居が決まりました。とても対応が速く、また、オーナー目線で色々と社内調整をしてくれたということが対応で伝わってきましたので、一時はとても焦り、不安になりましたが、満足しています。
退去直後の写真とクリーニングした後の写真を比較して見せてくれ、当時、入居者が退去する前後が一番不安であった私は対応に安心してその後の買い増しの提案を受けることができました。おそらく、この対応が悪ければ、買い増しの提案を受けることはなかったと思います。なぜなら、販売した後は営業担当者の方は成約時のボーナス金をもらえるかと思いますが、入退去の対応をしたところで、必ずしも次の販売に結び付くかはわからないからです。
私は、老後に向けて個人年金を作ることを目的に、マンション経営をしたいと考え、不動産投資の会社に連絡をしました。メイクスさんの強みの一つは、物件の良さでもあると思いますが、購入時のコンサルティングと購入後のアフターフォロー体制です。物件が良いときには特に何も考えなくとも、不動産投資はうまくいくかと思います(物件が良ければその分、価格も高いです)。
問題は、購入した後の管理力です。当時、私の購入したマンションは、運が悪く、施工会社の不手際により、竣工後しばらくして、外壁タイルの剥離が見つかりました。外壁はマンションの外観を左右する大事なものです。このとき、剥離した箇所だけを修復すると、タイルの製造年月の関係で微妙に色が異なることもあり、まだらになってしまいます。
私は、自分の大事なマンションが早くもピンチになったということで、担当者の方にかけあい、管理会社をとおして施工会社と管理組合で交渉に参加をしました。できることは少なかったのですが、その分、管理会社の方が自分ごとのように動いてくれ(当然と言われそうですが笑)、かなり面倒くさい交渉を管理組合に代わってやってくれました。
自分の部屋だけではなく、そのときには、マンション全体のことでしたので、管理・アフター対応の重要性が身に染みてわかりました。このように、営業部門と管理部門が連携して、問題や課題に対応してくれる会社であることが重要かと思います。